ニート・フリーター、無職からの正社員体験者 REAL VOICE 短大卒業後、フリーターから正社員として就職した体験者(女性)のインタビュー

OA・IT機器のリユース事業

リースで使用されたパソコン、未使用品のパーツ類といった
OA・IT機器を収集・再生し、個人や企業に提供します。

尊敬できる先輩たちと働ける喜び。
実習体験者 Iさん
実習体験者 Iさん 短大在学中にやりたいことを見つけられずそのまま卒業。以降、学生時代からアルバイトをしていたアパレルショップ店員を継続する。その後、別のアパレル企業に正社員として勤務するも、体力的にも精神的にも厳しくなり退職することに。次の就職先をネットで検索しているとき、この事業と出会った。重視していたのは、職場の人間関係。入社後は総務部の一員として勤務している。
企業担当者 ツンさん
企業担当者 ツンさん OA・IT機器のリユース事業を行う企業。以前は大手人材サイトを利用していたが、なかなか応募が集まらず。しかし、自社サイトの採用コンテンツを充実させたり、この事業に参加したことによって応募が増加。実習を通じて事業の仕組み、企業の姿勢を感じてもらえるのは企業側にとってもメリットだと感じているそうだ。

実習体験者

フリーターになってしまった理由は?
短大に進学したのですが、在学中にやりたいことが見つけられなくて。洋服が好きだったこともあり、学生時代からアパレル店員としてアルバイトをしていたので、卒業後も継続して働くことに決めました。働いていくうちに、「本気でチャレンジしたい」という想いが強くなっていって。就職活動を経て、別ブランドで正社員として働き出しました。
最初は仕事の幅も広がり順風満帆だったのですが、アルバイト時代とちがい、売上やスタッフ育成のことまで考えて行動しないといけなくなったんです。楽しかった反面、大きなプレッシャーがのしかかってきて…結果、体調を崩してしまい、退職を余儀なくされてしまいました。
フリーター時代に辛かったことは?
退職後はしばらく休息し、再びアパレルのアルバイトとして働くことに。シフト制だったので、出勤できない日が増えていくとそれに合わせて収入も減少していって。正直、金銭面での不安は大きかったですね。
そして、将来のことを真剣に考えるようになったのもこのタイミングでした。正社員時代は人間関係がいいとは言えず、私を含め、スタッフ全員がモヤモヤした気持ちで働いていたんです。もしも正社員で働くなら人間関係を重視したい。この事業に出会って参加を決めたのも、実際に社内の空気を感じられる実習制度があったからでした。これをクリアできないと、心から楽しんで仕事ができないと思ったんです。
正社員になってから変わったことは?
今は総務部の一員として、アパレル業界しか経験のなかった私ですが、表計算ソフトの入力や事務作業、イベントの企画・運営なども行っています。いろいろ新しいことができるようになりましたが、なかでも自分で一番成長したなと感じているのが仕事に対する考え方です。
常に「何故これをやらなければならないのか?」と疑問を持って仕事に取り組むようになりました。あとは、直属の上司がとても尊敬できる方で。仕事のスピードも速いですし、何より人望が厚いんですよね。そんな上司のいいところをたくさん盗んで、1日も早くスタッフから信頼される社員に成長したいと思い、日々頑張っています。
また、生活リズムが整ったのもよかった点のひとつですね。シフト制だったフリーター時代とはちがい、今はしっかり土日を休めています。友人とご飯に行く機会も増えたので、交友関係も良好になった気がしますね。
本音のメッセージ
もう二度と就職で失敗したくなかったので、気持ちよく働ける企業と出会うため、この事業に参加しました。興味のある企業を自分の目で見て、体験できる機会は多くありません。実習期間は企業のこと、仕事のことを学ぶだけでなく、自分のアピール期間だと思うと、もっと本気で取り組めると思いますよ。
事業に参加した理由は一人ひとりちがうでしょうし、最終的なゴールも人それぞれです。でも、正社員になりたいという想いは皆同じ。セミナーや合同企業説明会を通じて、共に成長し合える仲間と出会うことができるのも、この事業の魅力です。その一歩を踏み出せたら、あとは周りの方がサポートしくれるので安心してください。皆さんのご活躍を期待しています。

企業担当者

この事業に参加し、採用を決定してみてどうでしたか?
私たちの会社では、中古や未使用のパソコンや業務用プリンタ、サーバーなど、さまざまなOA・IT機器を集め修理し、販売しています。事業自体は非常にシンプルなのですが、技術者としての知識が必要だと思われたり、専門的な用語が飛び交いそうなイメージを抱かれてしまったりして、人材を募集しても敬遠されることが多かったんです。この事業に参加したのも、合同企業説明会や実習を通じて、事業のことをしっかり伝えられると思ったからでした。
Iさんの第一印象は、明るくて元気。実習時もわからないことがあれば積極的に質問してくれましたし、入社後も自分から率先して行動するなど、前向きな一面も見られました。彼女が入ってくれて、総務部も活気が出たんです。本当にいい出会いだったと思いますね。
この事業に参加してよかったことは?
日本では一括採用が多く、その中心にある大手企業が未だ根強い人気を持っていますね。しかし、全企業数に占める中小企業の割合は、なんと約99%。そんな多くの企業のことを知る機会があまりにも少ないことに、問題があると思っていて。そう、私たちのような中小企業は、若者たちに知ってもらうことに大きな意味があるんです。
特に私たちの事業は認知度が低いですし、特別なスキルが必要だと思われてしまうなどの理由から、若者と接点を持つことすら難しかった現状がありました。
この事業に参加することで、まずは若者たちと触れ合うことができます。そして私たちの事業内容をしっかり伝え、興味を持ってくれた方に実習に来てもらえる。そうして出会えた熱意のある若者たちを、会社を担う人材にしっかり育てていく。
このような人材育成に対するイメージが持てるようになったのも、この事業に参加したおかげだと感じています。
本音のメッセージ
この事業では、企業の中にいる人と直接会って話すことができます。Iさんも、「会社で働くスタッフたちの人柄に魅力を感じた」と話してくれました。一緒に働くことになる人たちと、実習を通じて触れあえることはとても貴重な機会だと思います。この会社が自分に合うかどうか、楽しく働けるかどうかをしっかり見極め、自分の判断で次の道を切り開いていってください。
この社会は誰かの仕事で成り立っています。私たちのリユース事業も、循環型社会を担う大切なアクションのひとつ。身近にあるモノ・コトに対しての興味・関心を自分の中にストックし、どんな仕事が向いているのか考えてみてください。この先の人生をもっと楽しくするためには、納得のいく仕事を見つけることが重要です。皆さんのリスタートを応援しています!
-担当者よりひと言-
Iさんは実習当初から仕事の意味や目的を企業担当者に自ら確認しているところが素晴らしかったです。企業理念に共感し、代表のお話にも刺激を受けていました。また、企業担当者様にも実習中の目標設定や振返りの時間をつくるなど工夫していただきました。企業全体でIさんを見守って下さり、非常にありがたかったです。活躍されているIさんにお会いできるのは大きな喜びです。今後は先輩として実習生のサポートをよろしくお願いします。