ニート・フリーター、無職からの正社員体験者 REAL VOICE 26歳フリーターから正社員として就職した体験者のインタビュー

製缶メーカー

お茶やコーヒー豆、海苔などの保存する缶を製造・販売するお仕事です。
社用車を運転してお客様を訪問し、自社製品の営業・商談を行います。

臆病な自分から卒業したい。
実習体験者 Yさん
実習体験者 Yさん 大学の経済学部に通っていたが、就職氷河期のため卒業と同時に就職には至らず。以降、大手人材サイトで見つけた企業へ履歴書を送るなど、積極的に就職活動を行っていたものの実ることはなかった。フリーター時代にアルバイトで生計を立てていくことに限界を感じていた26歳のとき、この事業と出会ったという。臆病だった自分を脱するべく飛び込んだ事業で見事、念願の正社員となることができた。
企業担当者 牧野さん
企業担当者 牧野さん 創業70年を誇る老舗の製缶メーカー。独自開発の構造を実用新案登録するなど、業界内でも注目されている企業である。しかし、その知名度とは裏腹に、若者の志望者が集まらない悩みを抱えていた。そんな中、自社の未来を担う人材と出会うためこの事業に参加。意欲ある若者を採用するため、合同企業説明会や実習に取り組んでいる。

実習体験者

フリーターになってしまった理由は?
大学では経済学を専攻していたので、卒業後も学んだことを活かせたらいいなと考えたんです。当時は大手メーカーやIT企業など、有名な企業にねらいを決めて履歴書を送っていました。競争倍率の高さに加え、就職氷河期と重なってしまい状況は最悪。そして内定がないまま、卒業式を迎えてしまいました。
その後はフルタイムでアルバイトをしながら、気になる企業に履歴書を送り、面接をする日々が続きましたね。次第にやる気もなくなっていき、いつしか正社員になることを諦めていたんです。
フリーター時代に辛かったことは?
飲み会で大学の友だちと会うと、必ず仕事の話になるんですよね。相手の話を聞いているときはいいのですが、「Yの仕事はどう?」と質問されると、急にモゴモゴしてしまって。今思うと、彼らと対等に向き合えていない自分が恥ずかしかったんでしょうね。
また、当時から実家で暮らしていたので、毎日親の目が気になりました。朝はのんびり起きて、夜は遅くまで起きている。正社員で働く同世代とはちがうペースの生活に、親も少し呆れていたのかなと思います。
この事業と出会って変わったことは?
事業に参加した当初はIT企業への就職を希望していたのですが、合同企業説明会を通じて、「別の業界の方が向いているかも?」と気付かされて。自分なりに考え抜いた結果、今の勤務先となる会社と出会い、この業界に一気に引き込まれました。実習期間中も出会いの連続で、刺激的な毎日を過ごせたんです。牧野さんにもその想いが伝わったようで、内定をいただけたときは本当に嬉しかったですね。
働き出してからは、生活リズムから言葉遣い、考え方までが変わっていきました。それに、向上心が持てるようになったのは大きな変化ですね。覚えることもたくさんありますし、営業スキルももっと磨いていかないといけません。早く一人前の営業マンになれるよう、これからも邁進し続けます。
本音のメッセージ
26歳から正社員として働き出してから、経済的にも精神的にも余裕が持てました。長期の休みをいただけたら、友だちと一緒に旅行に行こうと計画しています。そう考えると、人生の風向きがいい方向へ変わってきた気がしますね。
この事業に参加する前の私は、フリーター期間が長かったせいか、何か一歩踏み出すことに臆病になっていました。新しいことに挑戦するには、とても大きな勇気が必要です。その勇気を振り絞らないと、次のドアは開きません。セミナーでは同じ境遇の方たちと話すこともできますし、そこで新しい発見もあると思います。まずは思い切って、飛び出してみましょう!

企業担当者

この事業に参加し、採用を決定してみてどうでしたか?
退職者が出たタイミングで、この事業に参加しました。創業70年を超える企業ですが少人数体制なので、社会人経験の少ない若者を採用するのは大きなチャレンジでしたね。
この事業に参加を決めたときは、「どのような若者たちと出会えるんだろう」と期待半分、不安半分だったんです。しかし、合同企業説明会で見た前向きに取り組む彼らを見て、とても安心しました。
実習期間中は若者たちの熱意あふれる働きぶりを間近で見ることができ、私たちも仕事に対するモチベーションが上がりましたね。
採用活動に対して、どのような悩みを抱えていましたか?
この業界を目指して就職活動を行う若者って多くはないんです。若者が入社しないと当然、社内の平均年齢が上がっていく一方ですし、一企業の将来を考えたときにも改善するべき問題だと思っていました。その点、この事業は参加する方が29歳以下と限定されているので、必ず若者たちと出会うことができます。これは、私たちにとってはメリットでしたね。
その中でもYさんは、「この業界をはじめて知りました」と合同企業説明会のときから熱心に話を聞いてくれていたのが好印象で。「暮らしを影から支えている製缶業」に魅力を感じてくれたようでした。入社した今も毎日楽しそうに働いてくれています。その姿を見ると、こちらも嬉しくなりますね。
本音のメッセージ
会社は中身を見ないとわからないことがたくさんあります。だからこそ、まずは実習期間を通じて、事業の仕組みやスタッフの素顔を知ってください。
知らないことと出会うことは、本当に楽しいことだと思います。そして、成長できたと実感できることは、やりがいや生きがいにもつながっていくはずです。大変だと思うこととは、とことん向き合いましょう。そして、私たちと一緒に、明るい未来を築いていきましょう。皆さんの熱い想いをお待ちしています!
-担当者よりひと言-
最初に彼と会ったのは当社のイベントでした。その後、実習に参加したのがアルバイト等の都合で3ヶ月後。責任感が強く、実習が3ヶ月後にスタートなったのもアルバイトのシフトを考えてのことでした。実習当初から、自分の想像していた仕事の内容とは違い、良い意味で驚きの連続ですと話していたのが印象的でした。そして、営業が楽しいと感じられている様子も見られたので、私も安心できました。責任感が強い上に、素直に吸収していく姿勢が老舗企業にマッチしたのではないかと思います。今後の活躍を期待しています。